|
『アメリカ大統領選挙』(アメリカだいとうりょうせんきょ)は、1988年10月28日にヘクトから発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。1988年アメリカ合衆国大統領選挙の本選挙直前に発売された。 == 概要 == アメリカ合衆国大統領選挙で政党の予備選挙、全国党大会、そして本選挙を勝ち抜き、アメリカ合衆国大統領を目指すゲームである。 共和党、民主党ともにプレイヤーは3人の候補から1人選んでプレイすることができ、州ごとに強く主張する政策を選んで大統領候補を目指す内容となっていた。 作中において、プレイヤーを含めた5人の候補が各州における予備選(党員集会を含む)と本選で、政策決定や世論調査や選挙運動(演説やテレビCM)を行う。ただし、予備選は全ての州で行われる訳ではなく、一部の州ではコンピューターで自動処理される場合もある(獲得代議員数は固定数)。また、スーパー・チューズデーでは同日に多数の州で予備選が行われるため、予備選が行われる各州を3地域に分けそれぞれで選挙活動の設定を行った後に一斉に開票が行われる(開票は地域単位で行われ、獲得代議員数のゲームオーバー規定の対象となる)。全国党大会で党の候補者に選ばれた場合には、党内の予備選で競った他の4名の候補者から副大統領候補を選択して本選挙に臨む。 予備選挙中に2州続けて獲得代議員数15%未満となると、予備選辞退という形で強制的にゲームオーバーとなる。また、使用できる選挙資金にも上限があり、これを上回るとゲームオーバーとなる(一部の州の予備選ではコンピューターで自動処理される際の政治資金の出費に場合に関してはゲームオーバー規定の対象外である)。 政策項目は48あるが、1988年にゲームが発売されたため、ソ連やココムが存在していたり(1991年にソ連崩壊・1994年にココム解散)、南アフリカがアパルトヘイトを施行していたり(1991年に廃止)、パナマ運河が返還されていなかったり(1999年に返還)、反米ニカラグア政権に対する親米反政府勢力(コントラ)への支援が課題であったり(1990年に親米政権樹立によるコントラの武装解除と組織解体)、など後の政治情勢と異なる点がある。また、「エイズ患者の隔離」という差別政策はエイズの感染ルートに関する認識が一般国民に浸透していなかった時代の世相を現している。 ゲーム監修を「CNNデイウォッチ」のメインキャスターを務めた伊藤信太郎(後の衆議院議員)が務めた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アメリカ大統領選挙 (ゲーム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|